4月12日(木曜日)、午前11時24分(現地時間)から約20分間、玄葉外務大臣はG8外相会合に出席するため訪問中の米国・ワシントンDCにおいて、ウィリアム・ヘーグ英国外務大臣(Rt Hon Mr William Hague, Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs of the UK)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 二国間関係
両外相は、10日に行われたキャメロン首相の訪日と日英首脳会談が大成功であったとの認識で一致し、その成果の柱である安全保障・防衛分野の強化の一環として「外相戦略対話」を早期に開催すべく日程調整していくことで合意しました。またヘーグ外相から、特に、防衛及び原子力の分野において緊密な日英産業協力を期待する旨発言がありました。 - 北朝鮮
両外相は北朝鮮のミサイル発射の動きについて意見交換し、玄葉大臣から、改めて安保理を含め国際社会として適切に対応すべきとの我が国の考え方につき説明しました。これに対し、ヘーグ外相からは、完全に同意する、発射が行われれば関連安保理決議の明白な違反であり、安保理でしっかり対応していくとの発言がありました。 - イラン
両外相は、引き続き対話と圧力を通じて進展を目指していくこと、イラン産原油の輸送に対する保険・再保険に係る問題に関し、引き続き連携していくことで一致しました。 - アフガニスタン
本年日本が主催する東京閣僚級会合の成功に向け、また右会合のフォローアップ・プロセスに関して、引き続き協議していくことで一致しました。