外務大臣

G8外相会合の際の日露外相会談(概要)

平成24年4月11日

  • 玄葉外務大臣とラヴロフ・ロシア外務大臣の写真

 4月11日午後(現地時間),玄葉外務大臣は,G8外相会合に出席するため訪問中のワシントンDCにおいて,ラヴロフ・ロシア外務大臣と約30分間会談した。

  1. 北朝鮮
    両外相は,北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイルの発射の動きに懸念を表明し,現状認識等について詳細な意見交換を行った。両外相は,北朝鮮による発射が強行された場合に国連安保理を含め国際社会がいかに対応すべきかについて議論を行うとともに,関係国の間で引き続き意思疎通を行うことで一致した。
  2. 日露関係
    (1)両外相は,本年1月の日露外相会談以降二国間の具体的な協力が着実に進展していることを歓迎した。
    (2)日露原子力協定の発効手続の進捗,日露安保協議の成果,水産物の密漁・密輸出対策の協力に関する議論の進展を確認するとともに,「海をめぐる協力」について,専門家レベルでの議論を進めていくことで一致した。
    (3)領土問題については,玄葉大臣から,5月以降,これまでの諸合意及び諸文書,法と正義の原則に基づいて議論を本格化させていきたいと述べた。両外相は,プーチン新大統領就任後,政府間の議論を進めていくことを確認した。
    (4)ラヴロフ大臣からの再度の訪露招請に対して,玄葉大臣から適切な時期に訪露したいと述べ,今後調整していくこととなった。両外相間の協力関係を更に強化していくことで一致した。
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