玄葉外務大臣

玄葉外務大臣によるエロー仏首相表敬訪問(概要)

平成24年10月17日

  • (写真)玄葉外務大臣によるエロー仏首相表敬訪問

 10月16日(火曜日),フランスを訪問中の玄葉外務大臣は,15時30分頃(現地時間)から,首相府において,ジャン=マルク・エロー・フランス共和国首相(H.E. Mr. Jean-Marc AYRAULT, Prime Minister of the French Republic)への表敬を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1. 冒頭
 エロー首相から,野田総理とオランド仏大統領は既にキャンプデービッド(G8サミット)で会談を行っており,玄葉外務大臣とファビウス仏外相も既に2回会談を行っているなど,ハイレベルの会談の頻度は高く,日仏関係は極めて良好である,このことからも明らかなように,オランド政権は日仏の強い連携を重視している旨の発言がありました。
 これに対し,玄葉大臣より,ファビウス外相と仏の政権交代前にも会っていることを含めれば,今回は4回目の会談となる,是非とも二国間で「特別なパートナー関係」を構築したいと考え戦略対話を行うために訪仏した旨述べました。

2. 欧州経済,日EU・EPA
 玄葉大臣から,欧州金融安定ファシリティー(EFSF)債の購入やIMFへの協力を含めて,日本は積極的な貢献を行っている,今後も一定の貢献をしていくつもりである,日EU・EPAが高いレベルのものとなるよう,日EUの交渉を早急に開始したいので,エロー首相の協力をお願いしたい旨述べました。また,多くの日本企業が仏国内で活動しており,仏の雇用や投資にも貢献していることに言及しました。
 これに対してエロー首相は,日本はフランスにとってアジアで一番投資の多い国であり,各企業はプレゼンスを高めるよう努力をしているようである,と述べました。
 また,EFSFについては,日本からの貢献に感謝するとした上で,EUの経済状況は日本を含めた世界経済に影響があるものであり,お互いに協力していく旨の発言がありました。
 日EU・EPAについては,早期の交渉開始が望ましいとした上で,日本とのバランスのとれた関係が重要との発言がありました。

3. また,玄葉大臣から,現下の日中関係について説明しました。

4. その他,日本の原子力政策やハーグ条約の批准状況についてのやり取りがありました。


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