平成24年5月21日
5月21日(月曜日),NATOシカゴ首脳会合関連会合出席のため同地を訪問中の玄葉外務大臣は,現地時間9時5分頃(日本時間21日(月曜日)23時5分頃)から短時間,アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長(Baroness Catharine ASHTON, the High Representative of the European Union for Foreign Affairs and Security Policy, Vice-President of the European Commission)と,イラン及びアフガニスタン等の地域情勢を中心に会談を行ったところ,概要は以下のとおり。
玄葉大臣から,今月23日に行われるEU3+3とイランとの協議において実質的な進展が得られることを期待している旨述べました。また,イラン産原油の輸送にかかる保険・再保険に対するEUの禁止措置に関し,例外措置の延長等の配慮を求めました。それに対し,アシュトン上級代表よりは,日本のロビー活動は効果的であり,状況はよく承知している,近日中に議論することになろう,と応答がありました。
玄葉大臣より,7月の東京会合への参加及びEUの資金的貢献を期待すると述べたのに対し,アシュトン上級代表よりは,EUは政治的な熱意を有しており,EUの具体的な貢献額について検討している旨応答がありました。