外務大臣

玄葉外務大臣とマカリー・ニュージーランド外相との会談(概要)

平成23年11月11日

 11日,玄葉光一郎外務大臣は,10時過ぎから約15分間,APEC閣僚会議の会場のハワイコンベンションセンターにおいて,ニュージーランド(NZ)のマカリー外務大臣(Hon. Murray McCully, Minister of Foreign Affairs)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉大臣より,ラグビーワールドカップでのNZの優勝に対する祝意を述べるとともに,東日本大震災の際の支援,クライストチャーチ地震の日本人犠牲者への誠意ある対応及びツバルの干ばつ被害に対する我が国の緊急援助物資をNZ空軍機による輸送への謝意を表明しました。これに対して,マカリーNZ外相より,両国は悲劇的時間を共有しており,共に肩を携えながら困難に対処してきていることを述べ,クライストチャーチ地震に関し,日本の犠牲者の御家族には今後も十分かつ開かれたプロセスの中で情報提供がなされる旨述べました。また,マカリー外相より,ラグビーワールドカップ優勝への祝意に感謝するとともに,2019年の日本開催に向けNZとしても喜んで経験をお伝えしたい旨述べました。
  2. TPPについて,玄葉大臣より,野田総理が11日の記者会見において表明した内容を紹介したのに対し,マカリー外相より,野田総理の表明をNZとしても歓迎している旨述べました。
  3. 両外相は,東アジア首脳会議(EAS)についても意見交換を行いました。
  4. 捕鯨について,マカリー外相よりNZの立場を述べたのに対し,玄葉大臣より,調査捕鯨の合法性及びシー・シェパードの問題への適切な対応の重要性を指摘しました。
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玄葉外務大臣のアジア太平洋経済協力(APEC)閣僚会議出席 | 目次へ戻る