アジア
秋本外務大臣政務官の国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第79回総会出席(結果)
5月15日、秋本真利外務大臣政務官はタイ・バンコクを訪問し、同地で開催された国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第79回総会に出席しました。概要は以下のとおりです。
1 秋本政務官のステートメント
2 アリシャバナESCAP事務局長との会談


秋本政務官は、総会出席のマージンにおいて、アリシャバナESCAP事務局長と会談を行いました。 秋本政務官からは、地球規模課題においては国境を越えた連携が不可欠であり、世界全体の取組を加速させるためにも、アジア太平洋が協力のモデルを推進していくことが重要である点を指摘し、ESCAPの役割に対する期待を述べました。 アリシャバナ事務局長からは、日本がホストしている国連アジア太平洋統計研修所(SIAP)を始めとする日本の貢献への評価を述べた上で、引き続き日本との連携を推進していきたい旨期待が示されました。
3 各国政府要人との会談
秋本政務官は、総会出席のマージンにおいて、以下のとおり、各国政府要人と会談を行いました。
(1)スランゲル・S・ウィップス・ジュニア・パラオ共和国大統領

秋本政務官から、ウィップス大統領が本会談に先立ちESCAP総会において行ったステートメントの中で、日本の国際社会に対する貢献への評価を述べたことへの謝辞を述べるとともに、両国の友好関係を基礎に、国際場裡でも一層連携を強化していきたい旨述べました。
ウィップス大統領からは、日本とは長年にわたり信頼関係で結ばれている点を指摘した上で、日本からの長年にわたる謝意を表明し、気候変動分野を始めとする継続的な支援への期待を述べました。
(2)サキウサ・トゥンブナ・フィジー首相府副大臣

秋本政務官から、二国間の活発な往来や両国間の直行便の再開に言及しつつ、こうした良好な両国関係を更に発展させたく、二国間、多国間で連携を一層発展させたい旨を述べました。 トゥンブナ副大臣からは、日本からのフィジーの経済社会開発長年にわたる支援への謝意を表明した上で、防災、災害対応を含め、気候変動分野におけるさらなる連携の強化への期待が示されました。
(3)ドー・フン・ヴィエット・ベトナム外務副大臣

秋本政務官から、日越外交関係樹立50周年、日ASEAN友好協力50周年の機会も捉えつつ、良好な両国関係をさらなる高みに引き上げたい旨述べ、二国間、多国間での協力強化の重要性を強調しました。
ヴィエット外務副大臣からは、貿易、投資、観光を始めとする幅広い分野における協力の実績を歓迎している旨を述べた上で、インフラ、エネルギー、DXといった新たな分野における連携強化に期待している旨を述べました。
4 その他


秋本政務官は、この機会に、サイドイベント「Climate solution Fair」の日本ブースを視察し、タイ・バンコクに勤務している国際機関の邦人職員と意見交換を行いました。

