地球環境
「第4回アジア・太平洋水サミット」の開催(結果概要)
令和4年7月14日
- 2022年4月23日~24日、熊本県熊本市にて、第4回アジア・太平洋水サミットが「持続可能な発展のための水 実践と継承」をテーマに開催されました(主催者は、アジア・太平洋水フォーラム及び熊本市。外務省は、国土交通省をはじめとする関係省庁とともに、2019年3月の閣議了解に基づき、本サミットの開催に必要な各種支援を実施)。
- アジア・太平洋水サミットは、アジア・太平洋地域の首脳級を含むハイレベルを対象とし、水問題に対する認識を深め、具体的な資源動員や行動を促すことを目的として、2007年に大分県別府市で第1回の会合が開催されたものです。第4回となる今回の水サミットには、アジア・太平洋地域の30か国(我が国を含む)が参加し、岸田総理大臣を含む5か国から首脳級が、10か国から閣僚級が、またUNDPなどの関係国際機関代表等が対面参加(延べ約3,900人が対面参加)したほか、首脳級・閣僚級を含む多くの参加者が、オンラインやビデオメッセージの形式で出席しました。岸田総理大臣は、対面で出席した各国首脳等との昼食会、各国首脳級との二国間会談も行いました。
- 23日午前の開会式では、森喜朗アジア・太平洋水フォーラム会長(元総理大臣)による開会挨拶に続き、オンラインで御臨席になった天皇陛下からのおことば、岸田総理大臣による挨拶、グテーレス国連事務総長によるビデオメッセージの放映の後、天皇陛下による記念講演 が行われました。また、同日午後の首脳級会合では、岸田総理大臣が基調演説(日本語 /英語 )を行い、日本は各国や国際機関と協調・連携しながら、水に関する社会課題の解決に向けて「質の高いインフラ」整備等を通じて積極的に取り組んでいくこと等を内容とする、日本の貢献策「熊本水イニシアティブ」(日本語(PDF) /英語(PDF) )を発表しました。
- 23日午後の首脳級会合では、出席した各国首脳により「熊本宣言」(日本語(PDF) /英語(PDF) )が発表されたほか、その後の各国・機関の関係者による活発な議論を踏まえ、24日には議長サマリー(日本語(PDF) /英語(PDF))が発表されました。
- 岸田総理大臣は、今回の水サミットの機会に、対面で出席したツバル、カンボジア及びラオスの各首脳との間で首脳会談を行いました(結果は以下のリンク先を参照)。