地球環境
水銀に関する水俣条約 第4回締約国会議
令和5年11月20日
- 水銀に関する水俣条約の第4回締約国会議(COP4)は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、オンライン及び対面の二部制で開催されました。いずれの会合も、我が国からは外務省、経済産業省、環境省等からなる代表団が参加しました。
- 令和3年11月1日から11月5日にかけて開催された第一部(オンライン会合)では、条約の運営に必要な議題についてのみ審議され、2022年の活動計画及び予算が決定されました。
- 令和4年3月21日から25日にかけてバリ(インドネシア)で開催された第二部(対面会合)では、新型コロナウイルス感染症対策として、現地参加の政府代表団の規模を限定して開催されました。我が国代表団は現地で交渉に臨みましたが、対面会合に参加できない国はオンラインで参加しました。
同会合では、水俣条約事務局の2023年の活動計画及び予算が決定されました。また、条約の有効性評価の枠組みや水銀添加製品の規制の見直し等に関する議論が行われ、条約の有効性評価の枠組みが決定されたほか、電球形蛍光ランプなどの製造等を2025年末に禁止することに合意されました。
加えて、インドネシア政府による政治宣言として、水銀の違法貿易に関する「バリ宣言」が発出されました。