ODAと地球規模の課題
水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会第6回会合
平成26年11月12日
11月3日(月曜日)から7日(金曜日)まで,タイのバンコクにおいて「水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会(INC)第6回会合」が開催されました。
会合には,120以上の国・地域の政府代表の他,国際機関やNGO等を含め400名以上が参加しました。我が国からは,外務省,経済産業省及び環境省から構成される政府代表団が出席しました。
会合の概要は以下のとおりです。
会合には,120以上の国・地域の政府代表の他,国際機関やNGO等を含め400名以上が参加しました。我が国からは,外務省,経済産業省及び環境省から構成される政府代表団が出席しました。
会合の概要は以下のとおりです。
- 昨年10月に開催された水俣条約外交会議決議で採択された決議に基づいて議題が設定されました。特に(ア)技術的事項,(イ)財政事項,(ウ)手続規則・財政規則及び報告に関しコンタクトグループが設置され,締約国会議第1回会合(COP1)において採択されるべき事項等,同決議において付された優先順位に基づき議論が行われました。
- 技術的事項のコンタクトグループでは,輸出入手続きにおける様式,水銀添加製品及び水銀または水銀化合物を使用する製造工程の規制に係る適用除外の様式等につき議論がなされ,COP1での最終採択を前提として暫定的に採択されました。また,水銀廃棄物については,次回会合における検討のため,水銀廃棄物を特定するための基準値に関して,各国が国内での基準値の使用とその値に係る情報を提出し,暫定事務局がこれを取りまとめることになりました。
- 財政事項のコンタクトグループでは,地球環境基金(GEF)の信託基金及び特定の国際的な計画について議論が行われ,後者については会期間に専門家グループで議論が継続されることとなりました。
- 手続規則・財政規則及び報告のコンタクトグループでは,締約国会議の手続規則や財政規則,及び条約の実施状況について各締約国が行う報告について議論が行われました。