ODAと地球規模の課題
セネガル共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換
令和4年6月17日
6月16日(現地時間同日)、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、我が方、伊澤修駐セネガル共和国日本国特命全権大使と、先方アマドゥ・ホットゥ経済・計画・協力大臣(H.E. Mr. Amadou HOTT, Minister of Economy, Planning and Cooperation of the Republic of Senegal)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- セネガルでは、不十分な食料生産、干ばつ、農地土壌の劣化、食料価格の高騰等が食料不安の原因となっています。それに加え、ウクライナ情勢の影響により食料需給の逼迫や物価上昇等が起きており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、セネガルの食料安全保障の確保を目的とし、先月のG7エルマウ・サミットにて岸田総理が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
- また、我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]セネガル共和国基礎データ
セネガル共和国の面積は約約197,161平方キロメートル(日本の約半分)、人口は約1,674万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は1,472米ドル(2020年、世界銀行)。