平成18年6月2日
(1) メルケルトUNDP副総裁は、5月27日~31日、我が国の継続的支援に対する謝意表明及び我が国との協力関係強化のため、本年3月の副総裁就任後初めて来日した。
(2) 本邦滞在中に、金田外務副大臣と我が国ODA及びUNDPとの連携強化等について会談した。また、山中外務大臣政務官と国際平和協力について意見交換を行った他、関係国会議員にも個別に表敬した。
(3) さらに、外務省幹部(総合外交政策局長、経済協力局長、国際社会協力部長)、財務省、JICA、JBICの幹部とも個別に協議を行い、ミレニアム開発目標(MDGs)をはじめとする開発諸問題、平和構築、国際平和協力、国連改革等について意見交換を行った。
(1) 今次訪日における金田外務副大臣他政府関係者や関係国会議員、外務省幹部等との意見交換やメディアを通じた広報活動によって、ODA及びUNDPの活動の重要性等について、関係各方面に広く訴えることができた。
(2) 我が国が主要ドナーであるUNDPの組織運営・事業実施を相当程度統括するメルケルト副総裁に対して、我が国の開発援助に対する哲学、平和構築、国連改革等への取組を伝えることができた。
(3) 金田副大臣との会談においては、イラク復興支援をはじめ、我が国とUNDPとの多岐にわたる緊密な協力関係を再確認した。また、同副大臣より、国連の中心的な開発機関としてのUNDPの重要性を評価した上で、対UNDP拠出金を含めODAをめぐる厳しい財政状況を説明した。