国連

G4ロンドン宣言
(日本語仮訳)

2005年7月8日

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 セルソ・アモリン・ブラジル外務大臣、ヨシュカ・フィッシャー・ドイツ副首相兼外務大臣、ナトワール・シン・インド外務大臣、及びまちむら のぶたか日本国外務大臣は、本日、ロンドンのブラジル大使館において、アフリカ連合(AU)により設立された国連改革フォローアップ・メカニズムのコア・グループのメンバーであるナナ・アドゥ・ダンクワ・アクフォ=アドゥ・ガーナ外務大臣と会談し、シルテでのAU首脳会合における進展を検討するとともに、国連安全保障理事会の拡大及び改革に関して近い将来共通の行動をとる見通しについて議論した。

 G4は2005年7月8日に枠組み決議案を上程した。G4は、枠組み決議案を提出し、7月のAU及びカリコム会議の後の国連総会による採択につなげるとの意志を表明したブリュッセル宣言を想起した。先日のシルテでのAU首脳会合およびセントルシアでのカリコム首脳会合における諸決定に対して、G4の外務大臣は、決議案の共同提案国や国連加盟国のみならず、AU及びカリコムとも対話を継続していく用意があることを再確認した。

 5ヶ国の外務大臣は、国連改革、特に非常任及び常任理事国の拡大を含む安保理改革に引き続きコミットするとともに、良い成果が出せるよう協力していく。

 5ヶ国の外務大臣は、本件についてさらなる議論を行うため、7月17日にNYのインド代表部にて会合を開くことに合意した。

 5ヶ国の外務大臣は、2005年7月7日のロンドンにおけるテロ攻撃を強く非難し、被害に遭われた方々と家族の方々並びに英国民と英国政府に対し、深甚なる弔意と哀悼の意を表明するとともに、国連憲章の下での各国の責務に従いテロとの闘いに努力を惜しまないとの決意を再確認した。

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