
2009年8月の国連安全保障理事会の主な動き(議長国:英国)
アフガニスタン
- 20日、アフガニスタンで同日大統領選挙及び県議会選挙が実施されたことを歓迎し、アフガニスタン政府をはじめとする関係者の努力を賞賛する内容のプレス・ステートメントを発出した。
- 26日、前日に南部カンダハール市内で発生した爆弾テロ事件を最も強い言葉で非難する内容のプレス・ステートメントを発出した。
- これらのプレス・ステートメントは我が国がリード国として起案・調整等を主導したもの。
イラク
- 7日、国連イラク支援ミッション(UNAMI)のマンデートを12か月間延長する決議第1883号を全会一致で採択した。
- 19日、同日バグダッドで発生した爆弾テロ事件を非難するプレス・ステートメントを発出した。
レバノン
- 27日、国連レバノン暫定隊(UNIFIL)のマンデートを2010年8月31日まで1年間延長する決議第1884号を全会一致で採択した。
国連PKO
- 5日、国連平和維持活動(PKO)に関する公開討論が行われ、更なる検討が必要な事項として、明確で信頼性と実現性のあるマンデートに適切なリソースが与えられるべきこと等が特定され、安保理PKO作業部会による中間報告を歓迎すること等を旨とする議長声明(S/PRST/2009/24)が発出された。
児童と紛争
- 4日、児童と武力紛争に関する事務総長年次報告書アネックスへの紛争当事者記載基準を児童の殺傷及び性的暴力にも拡大すること等を内容とする安保理決議第1882号を全会一致で採択した。
女性・平和・安全
- 7日、決議第1820号(武力紛争下の性的暴力)に関する公開討論が行われた。多数の国が、武力紛争下で性的暴力が戦争手段として用いられている現状を非難の上、当該国へのキャパシティビルディング支援を含む不処罰への対応、情報収集及び犠牲者支援に関する国連システムによる調整された対応、和平プロセスへの女性参加の促進等の必要性に言及した。