国連

2009年1月の国連安全保障理事会の主な動き(議長国:仏)

平成21年2月

中東和平

(写真)(C)UN Photo

チャド・中央アフリカ

ジブチ・エリトリア

ソマリア

ネパール

コートジボワール

【その他主要なブリーフィング・討論等】

(写真)グテーレス難民高等弁務官(C)UN Photo

UNHCRによる報告(8日(木曜日))

 グテーレス難民高等弁務官より、各地域の難民に関する現状につき説明。また、一部の地域における十分に明確かつ強力な文民保護のマンデートの必要性、人道支援要員の意図的な攻撃の対象化、国連統合プレゼンスの下での人道スペースの維持等の問題の指摘。各国からはUNHCRへの活動への支持、人道支援要員への攻撃や難民キャンプにおける児童兵のリクルート、性的暴力の深刻さに対する非難を表明。我が国からは、持続的解決には難民・避難民のエンパワメントが重要であり、右を人間の安全保障の観点からも重視している等発言。

コンゴ(民)東部情勢に関するブリーフィング(15日(木曜日))

 オバサンジョ事務総長特使(大湖地域担当)より、コンゴ(民)政府とCNDP(反政府勢力)の直接対話の進捗は期待されたより遅いものの、一旦停止されている右直接対話を再開させ、敵対行為停止にかかる宣言への合意を目指し、その後人道・治安問題、政治・経済問題にも対処していくとの戦略が示された。

紛争下の文民保護に関する公開討論(14日(水曜日))

 安保理が定期的に討論している問題。今次会合では、紛争下の文民保護に関する「エイド・メモワール(2002年作成・2003年改訂。紛争下の文民保護に関する要検討事項や過去の安保理決議等における紛争下の文民保護に関する具体的文言等を整理したもの)」の最新改訂版を添付した議長声明を発出し、安保理の文民保護へのコミットメントを再確認した。

(イラスト)

PKOに関する公開討論(23日(金曜日))

 英仏のイニシアティブにより、PKO規模・展開数拡大とマンデートの複雑化、人的・予算的制約の中でPKOを実効的に計画・実施していく方策につき議論。我が国からは、PKOの設置・拡大に際して安保理による正確な現地情勢把握、PKO活動期間中の緊密なフォロー、PKOと並行した政治プロセスの重要性、撤収ベンチマークの必要性等につき言及。前日にはPKOに関する安保理非公式セミナーも行われた。

中東(ガザ)情勢に関するUNRWA及びOCHAによるブリーフィング(27日(火曜日))

 アブザイドUNRWA事務局長及びホームズ人道問題担当事務次長が最近のガザにおける人道情勢につき公開会合でブリーフを行い、人道アクセス改善の必要性等を訴えた。

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