- 9月24日(月曜日)13時15分から14時30分(日本時間翌25日3時15分から4時30分)まで,ニューヨークにおいて,法の支配ハイレベル会合のサイドイベント(「汚職との闘いと持続的成長への汚職の影響」)が開催され,我が国から玄葉外務大臣が出席した。
- このサイドイベントは,オーストリア政府のイニシアティブにより,日本,オーストリア,エストニア,チュニジアの4か国が共催し,腐敗が経済成長,社会やビジネスに及ぼす実質的な影響及び国家・企業レベルでの効果的な腐敗対策について議論した。
- サイドイベントの冒頭,フィッシャー・オーストリア大統領,イルヴェス・エストニア大統領,アブデッサレーム・チュニジア外務大臣,エリアソン国連副事務総長が出席し,それぞれスピーチを行った。また,フェドートフUNODC(国連薬物犯罪事務所)事務局長,スティーブンス米国三菱商事法務担当副社長(日本の民間企業代表),クロイトナー国際腐敗防止アカデミー運営委員会委員長,カーシュ・シーメンス社副社長がパネリストとなり,それぞれプレゼンテーション及び質疑応答が行われた。
- 玄葉大臣は,閉会のスピーチ(日本語・英語)を行い,腐敗が社会の道徳的価値や法の支配を蝕み,安定した経済成長と投資の妨げになることを指摘するとともに,国際的な腐敗撲滅に向けて我が国としても,引き続き貢献していく旨表明した。
【参考】
オーストリアは国連において,法の支配フレンズ(「法の支配」に関心を有する数十か国の集まり)の取りまとめを務めており,国際腐敗防止アカデミーが同国に設置されている。