外交政策

平成25年9月27日

1 27日午後,岸田文雄外務大臣は,訪問先のニューヨークにおいて,ナビール・エルアラビー・アラブ連盟事務総長と「日アラブ協力に関する覚書」署名式を行いました。

2 署名式では,岸田大臣から,中東情勢の激動の中,アラブ諸国との協力の必要性が高まっている,今回の協力枠組みは本年1月のアルジェリア事件を受けた「外交3本柱」((1)国際テロ対策強化,(2)地域安定化支援,(3)アラブ諸国との対話)の具体化としても重要,今回の「覚書」署名が,日アラブ関係の一層の強化につながることを期待する旨述べました。

3 また,本年12月に東京で開催される「第3回日アラブ経済フォーラム」に併せ,シリア情勢や中東和平等について議論を行う「日アラブ政治対話」の実施をアラブ連盟側に呼びかけるとともに,アラブ諸国との相互理解を深めるための文化行事の実施準備も進めている旨明らかにしました。

4 今回の「覚書」署名により,経済フォーラム,日アラブ政治対話,日アラブ文化教育協力を含む,日本・全アラブ諸国間で初の包括的な協力メカニズムが設立されます。今後,日アラブ政治対話の実施等,日アラブ間の協力の一層の進展が期待されます。


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