外交政策

平成25年3月19日

7か国外相によるATT採択の呼びかけ

 
我々は、今日、国連においてATT採択を目的とした交渉を始めようとしている。我々の努力は7年間継続した。今こそ本条約を成立させるべき時である。もはや猶予はない。
 
武器を使用した暴力の結果として、男、女、子供を問わず、平均で毎分一人が死亡している。その3分の2は、 公式に紛争状態にない国において亡くなっている。規制されていない通常兵器の貿易が、平和、安全、安定そして人権を損なっている。はるかに無害な商品が通常兵器の貿易よりもより強く規制されている。今こそこのような状況を修正すべきである。
 
向こう9日間において、我々は強固な法的拘束力を有する条約を確保するためのまたとない機会を得ることになる。真の違いをもたらすために、我々は、効果的に実施できる包括的かつ普遍的な条約を必要としている。今次会議は、本条約採択のために必要な国際的なコンセンサスを確保する歴史的な機会を我々に与えている。
 
我々はすべての者の積極的関与を求める。我々は、人命を救い、人々の苦しみを軽減する条約を確保するため、また、その遺産が数世代にもわたって続く世界の武器貿易に透明性と一貫性をもたらすために、各当事者からの柔軟性とコミットメントを必要としている。
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