経済外交
G8ロック・アーン・サミット コミュニケ 世界経済(骨子)
平成25年6月17日
成長及び雇用の促進は,我々の最優先課題。米国,欧州,日本等の政策努力により下方リスクは減少したが,世界経済の成長見通しは引き続き弱い。日本の成長は短期の財政刺激策,大胆な金融政策,そして民間投資を推進する成長戦略に支えられている。信頼できる中期の財政計画も必要。回復強化のため,我々は以下に合意。
- 持続可能な回復をはぐくみ,世界経済の強じん性を取り戻すには確固たる行動が必要。先進国は,信頼できる財政計画を実施しつつ,内需支持策と構造改革のバランスをとる必要あり。
- 金融政策は,各中央銀行それぞれの権限に従って,引き続き回復を支え,国内の物価安定に向けられるべき。
- 財政政策調整は,経済状況に応じて短期的には機動的となることを可能とすべき。財政健全化のペースは,国内経済に応じ差異があるべき。
- 構造改革は持続可能な成長,長期的な生活水準の改善,競争力向上等の鍵。長期失業者及び若年層の質の高い雇用創出のため,緊急かつ具体的な措置が必要。