参考資料5
政府開発援助(ODA)に関する中期政策の概要
1999年8月公表
一昨年7月,小渕総理より,その初閣議において,「ODAの在り方については,その透明かつ効率的な見直しを行う」べきことが指示された。
ODAの課題を明確にしプロセスの透明性を高めるとともに,効果的・効率的援助の実施のための計画性を持たせる措置の一環として,5年程度の期間を念頭に置き,ODAの基本的方向性,重点分野及び課題,地域毎の方針,目標とする成果,援助実施に際しての留意事項,実施体制の改善方策等について,我が国としての方針を明確にする「ODA中期政策」を,1999年8月公表した。
ODA中期政策は,平成4年6月に閣議決定された政府開発援助(ODA)大綱の基本理念・原則等の下に,向こう5年程度の我が国政府開発援助の実施基本指針となるもので,今後ODAは,ODA大綱?ODA中期政策?国別援助計画の三層構造に基づき実施されることとなる。