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ミレニアム開発目標(MDGs)における日本の取組
ニャンザ州保健マネジメント強化プロジェクト

項目 内容
国名 ケニア共和国
案件開始日 平成21年7月
案件終了日 継続中
案件概要 1.要請背景

 ケニアの西部、ビクトリア湖畔に所在するニャンザ州は、ケニア全国の中でも、乳児死亡率(1歳未満)、5歳未満死亡率、またHIV/AIDSや結核の感染率・発症率が最も高く、マラリア感染も蔓延している。しかしながら保健医療状況は劣悪であるために、患者たちは保健医療サービスに信頼を置くことができず、更にそれが医療従事者のモチベーションを低くすることにつながる、という悪循環に陥っている。

 このような状況の中で、ケニア保健省が行政におけるマネジメントを、中央から地方へと移行している中で、地方レベルでの保健行政官たちの計画、実行、モニタリング、評価などの事業サイクルの管理能力や財政管理能力など、保健行政のマネジメントに係る能力を強化し、保健医療サービス提供者に適切な監督指導を実施することは、喫緊の課題となっている。

 このような背景の下、ニャンザ州をモデルとし、同州内の保健行政マネジメントを強化することに主眼をおいた本技術協力プロジェクト「ニャンザ州保健マネジメント強化」が開始された。

2.協力活動内容

 本プロジェクトでは、ニャンザ州の地方保健行政官のリーダーシップ、人材・財政管理能力、チーム構築及びコミュニケーションなどの基礎的マネジメント能力強化を土台に、保健に関わる計画、実施、モニタリングや評価の能力、監督指導能力などのマネジメント能力強化を目標としている。具体的には、行政官が現場にある課題の中から、コミュニティのニーズを反映した優先課題やそれに対する施策を立案し、必要な予算確保を行なうことである。また、ケニアの保健医療の現場では、現在、行政からの医療サービス提供者に対する指導・監督がトップダウン方式で行なわれているものの、本プロジェクトを通じ、行政官が現場の課題を認識し、現場スタッフとの協調関係の下、課題解決に取り組む体制が築かれつつあり、現場で働くスタッフの意欲も高まっている。上記の通り、行政官の能力及び組織力を向上することにより、保健医療サービスの質の向上を目指している。

事業事前評価 JICAホームページ(PDF)PDF 他のサイトヘ
協力準備調査報告書 -
プロジェクト情報

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事後評価 -

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