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項目 | 内容 | |
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国名 | ガーナ共和国 | |
案件開始日 | 平成18年3月 | |
案件終了日 | 平成22年2月 | |
案件概要 | 1.要請背景 | ガーナでは、国民(特に農村部)の基礎的保健サービスへのアクセスが限定されている。その結果として5歳未満児の死亡率や妊産婦死亡率などの保健指標の改善が停滞している。2003年のガーナ人口保健調査によると、5歳未満児死亡率は出生1000件あたり111(2003年)で、1998年の110.4から改善されていない。また、ガーナ保健省報告書(2004年)によると妊産婦死亡率は出生10万件あたり2002年に204であったものが、2003年の調査では 204.5と僅かであるが上昇した。 ガーナ政府は、保健サービスへのアクセス格差是正のための戦略として、「コミュニティベース保健計画サービス(Community Based Health Planning and Services: CHPS)」を掲げた。CHPSは保健セクターにおける貧困削減戦略に対応する地域保健強化プログラムであり、第2次保健セクター5ヵ年計画(2002-2006)の中でも優先課題に位置付けられている。CHPSは郡保健局(DHMT)が主体となり、郡内を3~5千人ごとにCHPSゾーンに分け、各ゾーンの中にコミュニティーリーダーを中心にコミュニティ保健委員会(Community Health Committee: CHC)を設置する。その後、CHCが主体となってCHPSコンパウンドを建設し、そこにCommunity Health Officer(CHO)という地域保健スタッフが住み込み、各家庭を巡回して保健指導、簡単な治療及び高次医療機関へのリファーラルを行うというアプローチである。各DHMTが行うCHPS活動の調整は州保健局(RHMT)が行う。このアプローチの有効性についてはUSAIDによるオペレーショナルリサーチで乳幼児死亡率の改善(1994年から3年間で38%改善)などが示されたことから、保健省は1999年に正式に国家プログラムとして保健政策の中で位置づけるようになった。CHPSの展開に係るプロセスはCHPSの導入決定から実際の活動開始まで15段階に分けられており、2004年保健セクタープログラム活動計画レビュー結果によれば、2004年末までに最終ステップまで完了したCHPSゾーンは全国で84で、その恩恵は国民の1.9%が享受するに留まっている。このような背景の下、特に保健指標が劣悪なアッパーウエスト州でのCHPSの展開について、協力要請がなされた。 |
2.協力活動内容 |
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事業事前評価 | - | |
協力準備調査報告書 | - | |
プロジェクト情報 | ||
事後評価 | - |
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