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ミレニアム開発目標(MDGs)における日本の取組
ギニアウォーム撲滅支援プロジェクト

項目 内容
国名 ガーナ共和国
案件開始日 平成16年12月
案件終了日 平成20年11月
案件概要 1.要請背景

 ガーナでは、1986年のWHO世界保健勧告を受け、1989年に国家ギニア・ウォーム撲滅プログラムが開始された。プログラムの成果は早々に表れ、80年代後半年間2万件近かった罹患者数が、94年には年間9千件以下までに減少した。しかしながら、その後、1)同疾患蔓延地域であるノーザン州で部族衝突が勃発したこと、2)同地域が首都から離れていること、3)同疾患は直接死に至らないため保健省の疾病対策が継続しなかったこと、などから成果が継続せず、2002年後半からは、逆に罹患者数が増加している。2003年にはナイジェリアに、そして2004年にはスーダンに抜かれ、ついに世界で最もギニア・ウォームが蔓延した国となり、ガーナ国内においても本プログラムに関する関心が高まっていた。

 ギニア・ウォーム撲滅の対策の特性上、面的に集中的に撲滅作戦を展開する必要があるため、ガーナ国政府は、JICAに対し、特にサーベイランス、保健教育を強化する内容で、本プログラムへの参画を要請してきた。

2.協力活動内容
<対象地域>
ギニア・ウォーム高罹患27郡
<対象人口>
662,766人
<活動>
(1)サーベイランス(患者の発見、報告)の活動強化
  • 村のボランティアと赤十字母親クラブ・ボランティアによる患者の発見、フィルターの使用に関する指導、保健アドバイスを村人に与えることを目的とした家庭訪問
  • ゾーナル・コーディネーターと赤十字コーチによる村のボランティアと赤十字母親ボランティアの活動を監督することを目的とした担当村への訪問
  • 村のボランティア、赤十字母親クラブ・ボランティア、ゾーナル・コーディネーター、赤十字コーチによる四半期会合を通しての近況報告と技術指導
  • 郡のスーパーバイザーと担当のゾーナル・コーディネーターによる月例会合を通しての近況報告と技術指導
(2)安全な水へのアクセス向上に向けてのパイロット活動の実施
  • 安全な水確保に関する成功事例収集
  • 安全な水へのアクセス向上を目的とした給水パイロット事業実施
  • 安全な水へのアクセス向上を目的としたプログラム実施の全給水事業への技術支援
事業事前評価 -
協力準備調査報告書 -
プロジェクト情報

JICAホームページ 他のサイトヘ

事後評価 -

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