
カメルーンに対する円借款の供与
平成27年3月27日
- 3月26日(現地時間同日),カメルーン共和国の首都ヤウンデにおいて,我が方藤田和彦駐カメルーン臨時代理大使と,先方エマニュエル・ンガヌ・ジュメシ経済・計画・国土整備大臣(H.E.Mr. Emmanuel NGANOU DJOUMESSI, Minister of Economy, Planning and Regional Development)との間で,62億6,400万円を限度とする円借款「バチェンガ-レナ間道路整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
- 「バチェンガ-レナ間道路整備計画(Batchenga-Lena Road Project)」は,アフリカ開発銀行(AfDB)やフランス開発庁等の複数融資者と協調し,中央州バチェンガ-レナ間約248キロメートルを舗装・整備すると共に,周辺地域のコミュニティ開発,さらには都市開発,運輸セクターの政策策定・組織強化を支援するものです。このうち我が国は,本円借款においてAfDBとの協調融資により,上記区間のうち,マンキン-ヨコ間約82キロメートルの幹線道路等舗装整備を支援します。これにより,カメルーン国内の物流の円滑化と地域間格差の是正を図り,中部アフリカ地域の経済活性化及び平和と安定に寄与することが期待されます。
- 供与条件
(1)金利:年0.30%
(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
(3)調達条件:一般アンタイド
- この協力は,2005年のG8サミットにおいて我が国とAfDBが発表した対アフリカ支援策の一環である「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ(EPSA(Enhanced Private Sector Assistance)for Africa)」の下で実施されるものです。
(参考)
- カメルーン共和国は,面積約47万5千平方キロメートル,人口2,225万人(2013年 世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,270米ドル(2013年 世界銀行)。