国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ケニアに対する円借款に関する書簡の交換

平成27年1月16日

  1. 本16日(現地時間同日),ケニア共和国のモンバサにおいて,我が方寺田達志駐ケニア国大使と先方ヘンリー K.ロティッチ財務長官(Mr. Henry K. Rotich, Cabinet Secretary to the National Treasury)との間で,321億1,600万円を限度とする円借款「モンバサ港開発計画フェーズ2」に関する書簡の交換が行われました。
  2. 対象案件の概要

    この計画は,東アフリカの物流拠点であるモンバサ港において,同港のコンテナターミナルの建設及び荷役機械の整備等を行うことにより,取扱貨物の需要増加への対応及び効率的な港湾運営の促進を図り,もって同国のみならず近隣諸国を含めた地域全体の貿易促進及び経済社会発展に寄与するものです。

    また,我が国は,現在実施中の円借款「モンバサ港開発計画」による新コンテナターミナル整備及び同円借款「モンバサ港周辺道路開発計画」による周辺道路整備を支援するとともに,技術協力プロジェクト「東部アフリカ地域における国際貿易円滑化のための能力向上プロジェクト」を通じた税関の能力向上,技術協力プロジェクト「道路メンテナンス業務の外部委託化に関する監理能力強化プロジェクト」を通じた道路維持管理の能力向上等を支援しています。今般の「モンバサ港開発計画フェーズ2」が,これらの実施中の案件と連携することにより,広域輸送網の円滑化の推進などとの相乗効果が期待されます。

  3. 供与条件

    (1)金利:年0.10%(ただし,コンサルティング・サービス部分:年0.01%)
    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
    (3)調達条件:日本タイド(本邦技術活用条件(STEP))

  4. 対ケニア共和国国別援助方針では,重点分野として「経済インフラ整備」を掲げ,協力を実施しています。また,広域インフラ整備は,第5回アフリカ開発会議(TICAD V)で提唱された横浜宣言2013においても重視されているものです。

(参考)



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