平成26年11月10日
(1)「モケグア水力発電所整備計画」(69億4,400万円)
ペルーの南部地域では,乾季には電力需要の半分以上を中央部からの送電で賄っている他,鉱物資源開発に伴って電力需要の増加が見込まれることから,発電能力の強化が急務となっています。この計画は,同国南部のモケグア州において,水力発電所及び関連施設を整備するために必要な協力を行うものです。これにより,同地域の安定的な電力供給に貢献し,もって電源構成の多様化促進及び気候変動緩和に寄与することが期待されます。
(2)「ペルー沿岸部洪水対策計画」(24億8,000万円)
ペルーは,日本と同様に環太平洋火山帯に位置し,多様な自然災害リスクを抱えています。特に,数年周期で発生するエルニーニョ現象やラニーニャ現象に伴う洪水・土砂災害等の被害は,ペルーの経済・社会開発の大きなリスクとなっており,治水インフラの整備等を通じた洪水リスクの軽減は,同国の安定的・持続的な経済開発のために急務となっています。この計画は,ペルー沿岸部において,河川改修等の洪水対策を実施するために必要な協力を行うものです。これにより,対象地域における洪水リスクの軽減を図り,もって同地域の持続的・安定的な経済開発に寄与することが期待されます。
(1)金利:年0.4%(コンサルティングサービス部分は0.01%)
(2)償還期間:20年(6年の据置期間を含む。)
(3)調達条件:一般アンタイド
(参考)