平成26年5月7日

1. 5月5日（現地時間同日），ボリビアの首都ラパスにおいて，石原宏高外務大臣政務官の立ち会いの下，我が方椿秀洋駐ボリビア大使と先方ダビッド・チョケワンカ外相（H.E. Mr. David CHOQUEHUANCA）との間で，24億9,500万円を限度とする額の円借款「ラグナ・コロラダ地熱発電所建設計画（第一段階第一期）」に関する書簡の交換が行われました。
2. ボリビアは南米で最も所得水準の低い国の一つで，貧困削減を通じた持続的経済成長の実現が課題です。本件計画は，ボリビア南部のポトシ県のチリ国境近くのラグナ・コロラダ地熱地帯に地熱発電所建設を行うことにより，ボリビア国内の電力供給逼迫の緩和及び供給の安定化を図ることで，同国の経済発展に資するものです。
3. この案件は，我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した，2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策計1兆6,000億円の一環として実施するものです。我が国としては，すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け，ボリビアと引き続き気候変動分野で連携していきます。
4. 供与条件

   （1）金利：年0.65%
   （2）償還期間：40年（10年の据置期間を含む。）
   （3）調達条件：一般アンタイド

（参考）

• ボリビアは南米の内陸に位置する国であり，面積110万平方キロメートル，人口約1003万人（2013年,国家統計局），人口1人当たりのGNI（国民総所得）は約2,220米ドル（2012年,世銀）。
• 対ボリビア円借款「ラグナ・コロラダ地熱発電所建設計画（第一段階第一期）」案件位置図（PDF：890KB）