
ギニア共和国に対する債務救済措置について
平成25年9月20日
- 本20日(現地時間同日),ギニア共和国のコナクリにおいて,我が方中野直継在ギニア共和国大使と先方ケルファラ・ヤンサネ経済・財政担当国務大臣(M. Kerfalla Yansané, Ministre d’Etat chargé de l’Economie et des Finances)との間で,独立行政法人国際協力機構(JICA)に対するギニア共和国政府の債務の全て及び我が国政府が保険を引き受けた適格な商業上の債務の全てを免除するための書簡の交換が行われました。
- 今回の債務救済措置(債務免除方式)の内容は以下のとおりです。
(1)対象となる債務
(ア)JICAに対するギニア共和国政府の債務の全て
(イ)我が国政府が保険を引き受けた適格な商業上の債務の全て
(2)免除される債務の総額:約99億7,324万円
内訳:上記(ア)につき,約55億2,977万円
上記(イ)につき,約44億4,347万円
- 今回の債務救済措置(債務免除方式)は,拡大重債務貧困国イニシアティブの枠組みの下で必要な条件を満たした国に対し,包括的な債務救済を行うとの1999年のケルンサミット及び2000年の九州・沖縄サミットにおける声明に基づき,我が国として円借款債権及び適格な商業債権を放棄するものです。
(参考)
- ギニア共和国は,面積約24.5万平方キロメートル,人口1,145万人(2012年世銀),人口1人当たりGNI(国民総所得)は460米ドル(2012年世銀)。