平成25年6月19日
- 本19日,東京において,日・ニカラグア外相会談に先立ち,我が方岸田文雄外務大臣と先方サムエル・サントス・ロペス外務大臣(H.E. Mr. Samuel Santos Lopez, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Nicaragua)との間で,14億9,600万円を限度とする円借款「持続可能な電化及び再生可能エネルギー促進計画」に関する書簡の交換が行われました。
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(1)ニカラグアは,内戦(1979年から1989年)終了後,経済復興に取り組んできているものの,依然としてラテンアメリカ諸国内で最も所得の低い国の一つです。我が国は,同国の民主主義の安定及び持続可能な経済社会開発の推進のため,同国に対し,「経済の活性化に向けた基盤づくり」,「貧困層・地域における社会開発」及び「環境保全と防災」を重点分野として協力を行ってきています。
(2)本件計画は米州開発銀行(IDB)との協調融資により,ニカラグア北部大西洋側各地に小水力発電所を建設するとともに,同国全域において街灯などの照明機器を省エネルギー型に交換するものです。これにより,同国地方農村部における電化の向上に貢献するとともに,再生可能エネルギーの利用及び省エネルギーの促進を図ることで気候変動の緩和に寄与することが期待されます。
- 供与条件
(1)金利:0.3%
(2)償還(据置)期間:40年(10年)
(3)調達条件:一般アンタイド
- なお,本件計画は我が国の2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するものです。我が国は,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,ニカラグアと引き続き気候変動分野で連携していきます。
(参考)
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