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モーリシャスに対する無償資金協力「気象レーダーシステム整備計画」(追加分)に関する交換公文の署名

平成25年12月25日

  1. 12月13日(現地時間同日),マダガスカル共和国のアンタナナリボ市において,我が方細谷龍平駐モーリシャス共和国大使(マダガスカルにて兼轄)と先方アーネスト・ジェラール・ルメール駐マダガスカル・モーリシャス大使(Ernest Gerard LEMAIRE, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of Mauritius to the Republic of Madagascar)との間で,2013年6月10日に署名済みの防災・災害復興支援無償資金協力「気象レーダーシステム整備計画」(Project for Improvement of the Meteorological Rader System)(10億7,900万円)について,為替相場の変動等の事情を踏まえて,贈与の限度額を11億5,000万円に変更ための書簡の交換が行われました。
  2. 案件の概要

    (1)この協力は,モーリシャスに気象レーダーシステムを整備するとともに,観測操作やデータ利用,保守管理等に関する技術指導をするために必要な資金を供与するものです。

    (2)モーリシャスはサイクロンの多発地帯である南西インド洋に位置しており,暴風雨や洪水,地すべりといった自然災害により例年大きな被害を受けている一方,既存の気象レーダーシステムが停止しており,サイクロンの早期監視が困難な状況です。

    (3)この計画の実施により,サイクロンを含む気象現象に関するデータ観測が可能となり,より精緻な気象予測を行うことができるようになることから,災害対策の迅速な実施により自然災害の被害軽減が期待されます。

    (4)我が国は,2013年6月,横浜で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,アフリカ諸国の防災に関する取組を支援することを表明しており,今回の協力はそれを具体化するものです。また,本案件は,我が国の2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,モーリシャスと引き続き気候変動分野で連携していきます。


(参考:モーリシャス概況など)



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