平成25年3月21日
- 本21日(現地時間同日),東ティモール民主共和国の首都ディリにおいて,花田吉隆駐東ティモール大使とロベルト・サルメント・デ・オリヴェイラ・ソアレスASEAN担当国務長官(H.E. Mr. Roberto Sarmento de Oliveira Soares, Secretary of State for ASEAN Affairs, Ministry of Foreign Affairs and Cooperation)との間で,2,600万円を限度とする無償資金協力「モラ橋護岸計画(詳細設計)」(The Project of River Training for the Protection of Mola Bridge)に関する交換公文の署名が行われました。
- 東ティモールは2002年に独立を果たした21世紀最初の独立国家であり,独立から10年余りが過ぎた現在,同国は紛争からの復興期を脱して,本格的な国づくりに着手しています。我が国は,同国の安定と発展は,東南アジア地域の安定と発展にとって重要であるとの認識の下,同国の国づくりを継続的に支援しています。
- この計画は,東ティモールの国家計画「戦略開発計画」において重要な道路区間の一つとされる,南部スアイ-ベタノ区間上のモラ橋について,同橋梁及び周辺河岸が雨季の長雨や度重なる洪水によって深刻な損傷等を生じていることを受け,これらの防護・強化を行うものです。この計画の実施により,モラ橋による安全な渡河環境が保たれ,住民の生活・経済活動の安定に資することが期待されます。また,河岸の侵食を防止することにより,洪水のリスクにさらされている周辺住民の生活の安全確保にも資することが期待されます。
(参考)
- 東ティモール民主共和国は,面積約1万4,900平方キロメートル,人口約118万人(2011年),人口一人当たりのGDP(国内総生産)は896ドル(2011年,世界銀行)。
- プロジェクト位置図(PDF)

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