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アフガニスタンに対する国連開発計画(UNDP)を通じた無償資金協力「国家広域開発計画」に関する書簡の交換について

平成25年1月28日

  1. 1月27日(現地時間同日),アフガニスタン・イスラム共和国の首都カブールにおいて,髙橋博史駐アフガニスタン大使とアルバーロ・ロドリゲスUNDPアフガニスタン代表(Mr. Alvaro RODRIGUEZ, Country Director, UNDP Afghanistan Office)との間で,総額15億9,600万円の無償資金協力「国家広域開発計画」(The National Area-Based Development Programme)に関する書簡の交換が行われました。
  2. アフガニスタンでは,人口の約8割が地方で農業に従事していますが,長期の内戦によってインフラが疲弊し,農村地域のコミュニティが崩壊した結果,地方に住む人口の38%が貧困ライン以下の生活を余儀なくされています。このような状況下,同国政府は地方の貧困削減と生計向上を目的として,国際社会の支援を通じて地方のインフラの整備とコミュニティの再生を図っています。我が国もUNDPとの連携を通じて地方のインフラ整備と郡レベルのコミュニティにおける連帯の強化に寄与してきました。
  3. この計画は,これまでの我が国の支援による成果を踏まえた案件として,アフガニスタン国内31県159郡において,地方の開発を担う郡開発評議会の機能強化と道路・橋・用水路・治水施設等のインフラ整備を行うものです。これにより,アフガニスタン人が主導して開発事業を実施する体制が整うとともに,地方経済の基盤となるインフラが整備され,地方の生計と農業生産性が向上することで,同国の平和と安定に繋がることが期待されます。

(参考)
アフガニスタン・イスラム共和国の人口は約3,439万人(推定)。面積は65.2万平方キロメートル(日本の約1.7倍)。

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