平成24年12月21日
- 本21日(現地時間同日),ガボン共和国の首都リーブルビルにおいて,我が方小林正雄駐サントメ・プリンシペ大使(ガボンにて兼轄)と先方ナタリア・ペドロ・ダ・コスタ・ウンベリナ・ネト外務・協力・共同体大臣(H.E. Natália PEDRO DA COSTA UMBELINA NETO, Minister of Foreign Affairs, Cooperation and Communities)との間で供与額2億4,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,中部アフリカのギニア湾上に位置する島国であるサントメ・プリンシペに対し,米の調達に必要な資金を供与するものです。同国は食糧生産が極めて低水準で,食糧のほとんどを輸入に依存しているため,昨今の食糧価格の高騰が同国の食糧事情を大きく圧迫しています。
- 我が国は,2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組への協力を強化することを表明しており,本件協力はこれを具体化するものです。本件支援により,同国の米の供給状況が改善され,貧困層の食糧不足の緩和や食糧価格の安定に寄与することが期待されます。
(参考)
サントメ・プリンシペ民主共和国は,中部アフリカ,ギニア湾上に位置し,面積約1,001平方キロメートル,人口約17万人(2011年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)1,360米ドル(2011年,世銀)。