平成24年12月3日
- 12月3日(現地時間同日),モーリタニア・イスラム共和国の首都ヌアクショットにおいて,我が方東博史駐モーリタニア大使と先方シディ・ウルド・ターハ経済・開発大臣 (Sidi Ould Tah, Minister of Economic Affairs and Development, Islamic Republic of Mauritania)との間で4億9,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- モーリタニアでは,集中豪雨による洪水被害,砂漠化の進行,人口の増加等により食糧が慢性的に不足しています。本件は,このようなモーリタニアの状況に鑑み,同国の深刻な食糧不足緩和のため,食糧援助を実施するものです。
- 我が国は,2008年の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組への協力を強化することを表明しており,今回の援助はこれを具体化するものです。この援助が,食料価格の安定に寄与し,同国の貧困削減に貢献することが期待されます。
(参考)
モーリタニア・イスラム共和国はアフリカ西部に位置し,面積は102.6万平方キロメートルを有し,人口は約354万人(世銀,2011年),一人当たりGNI(国民総所得)は1,000米ドル(世銀,2011年)。