平成24年8月31日
- 本31日(金曜日)(現地時間同日),モザンビーク共和国の首都マプトにおいて,橋本栄治駐モザンビーク大使と先方エドゥアルド・コローマ外務協力副大臣(His Excellency, Dr. Eduardo Koloma, Vice-Minister of Foreign Affairs and Cooperation)との間で,10億6,300万円の無償資金協力「ナンプラ州中学校改善計画」に関する書簡の交換が行われました。
- この計画は,モザンビーク国内で中等教育への就学率が低い北部ナンプラ州において,中学校4校(合計教室数49教室)を新設し,必要な機材(事務機器,教育用機材等)を供与するものです。モザンビークでは,初等教育修了者の中等教育への進学希望者が大幅に増加していますが,教室数の不足により,生徒が入学できず待機しているため,教室等の整備が喫緊の課題となっています。この計画の実施により,教室不足が解消され,5,000人を超える児童が中等教育へ進学することが可能となり,対象地域で中等教育就学率が向上することが期待されます。この計画は,我が国が支援重点分野としているナカラ回廊開発に資するものです。
- 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,小学校1,000校(5,500教室)を建設するとの支援を表明しており,この計画はその具体的支援策の一環となるものです。
(参考)
- モザンビーク共和国はアフリカ東岸に位置し,面積約79.9万平方キロメートルを有し,人口は約2,289万人(世銀,2009年),一人当たりGNI(国民総所得)は440米ドル(世銀,2010年)。
- ナカラ回廊開発は,モザンビーク北部ナカラ回廊及び周辺地域における道路・橋梁・港湾の整備・改修などの社会基盤整備,教育環境整備,熱帯サバンナ農業開発を通じた地域総合開発を支援するもの。
- プロジェクト位置図(PDF)

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