グローカル外交ネット

令和6年6月17日

在マイアミ日本国総領事館

1 レセプション概要

 2024年2月23日、在マイアミ総領事館は、公邸において、「令和5年度天皇誕生日祝賀レセプション」を開催しました。この度の天皇誕生日祝賀レセプションは、ギルバート・マイアミデイド郡議会議長等、フロリダ州・郡・市政府関係者、当地経済界代表、文化団体代表、有識者等、約160名の出席を得て盛況に開催されました。
 また、当地生け花インターナショナルにおる大型の生け花の展示や当地在住の日本酒ソムリエによるテイスティング・コーナーの設置、公邸料理人による天ぷらの実演コーナーの設置等を実施し、日本の魅力を発信しました。

2 山口市・県のPRブースについて

山口市PRブースで説明を聞く招待客

 今回のレセプションにおいては、本年のニューヨークタイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52か所」の中で第3位に選ばれた山口市及び山口県の魅力を発信するPRブースを設置しました。
 これは、山口市役所にてインバウンド観光行政を担当していた経験があり、現在は国際交流基金の21期JOIコーディネーターとして、フロリダ州ペンサコーラのUWF(University of West Florida)に常勤している山本亜希子さんの縁を活用してのものとなります。
 山口市がニューヨークタイムズ紙に取り上げられたことで、山口市及び山口県の担当者から同人に対して、この気運を捉えるべくフロリダ州でも山口市及び山口県をPRして欲しい、との要望があり、今回のPRブース設置に繋がりました。
 PRブースにおいては、山口市の特産品である和紙をPRするため、和紙で作られた掛け軸やタペストリーによる装飾、書道のデモンストレーションを実施した他、山口県が誇る世界的に有名な日本酒「獺祭」のテイスティングや、その他山口市及び山口県で作られたハンドクリームやお菓子をゲストに振る舞い、皆様から好評を得るとともに、山口市、山口県を大いにPRすることが出来ました。

3 日フロリダ関係の今後の展望

山口市PRブースでの同市紹介パンフレット及び広報グッズ

 フロリダにおいては、州を含め10の都市が日本の都市と姉妹都市関係にあり、コロナ禍以降、これらの姉妹都市交流は活発に再開しています。また、昨年12月のレヴィン・カヴァ・マイアミデイド郡長の訪日時に、日本とフロリダ州との間で初めてとなるマイアミ港と横浜港との姉妹港提携も実現しました。さらに、タンパ市と所沢市が新たに姉妹都市関係を提携しようとするなど、新たな姉妹都市提携の気運も高まっており、山口市PRブースでの同市紹介パンフレット及び広報グッズ日フロリダ関係が着実に進展しています。

 当館としては、引き続き日フロリダの関係強化に全力を尽くすとともに、今回の山口市・山口県のように、日本の自治体のPRも機会があるごとに行うことができればと考えています。

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