グローカル外交ネット

令和4年5月18日

在南アフリカ日本国大使館
広報文化班

 2022年3月4日~6日及び11日~13日の6日間、当館は、プレトリアとヨハネスブルグにおいて、国際交流基金との共催による第27回日本映画祭を開催いたしました。

 新型コロナウイルス感染症の影響により2年ぶりの開催となった本映画祭では、アニメからコメディ、サスペンスまで、幅広いジャンルの5作品を上映いたしました。南アフリカ政府の新型コロナ規制を遵守し、各作品の観客数を会場の収容人数の半分以下に制限しての開催となりましたが、全日程で計約600名の来場者を得ることができました。来場者からは、映画祭の再開を心待ちにしていたとの声や、各作品やそこから受ける日本の印象についてのポジティブな意見を数多く頂き、皆様に非常に楽しんでいただけたことが伺えました。

 また、映画祭の会場には、来場者に日本をPRするため、「にぽにか」等の日本関連資料を設置するとともに、鹿児島市のPRコーナーを設けました。
 鹿児島市は、2019年及び2021年に、それぞれ、ラグビーワールドカップ及び東京2020オリンピックのラグビー南アフリカ代表チームの事前キャンプを受け入れ、南アフリカとの交流関係を築きました。会場にそれぞれのキャンプの際の選手の写真や選手と市民の交流の様子を収めた写真を展示したところ、来場者がそれらを見ながら両大会の話で盛り上がる様子が見られ、南アフリカの皆様が両大会を通じた鹿児島市と南アフリカ、また、日本と南アフリカのつながりを想起するきっかけとすることができました。
 また、日本の地方都市に関心のある来場者も多かったことから、鹿児島市の観光パンフレットも好評で、パンフレットを読み込む方や、鹿児島市について熱心に質問される方もいらっしゃいました。

 観光業が盛んな南アフリカでは外国への関心も高いところ、特に日本に関心のある映画祭の来場者に対して鹿児島市の広報を行ったことは非常に効果的でした。今後、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、このように地方の魅力を発信する機会をたくさん持てるようになることを楽しみにしております。

  • (写真1)モニターを囲んで両端にはっぴをきた来場者2人
    映画鑑賞後、法被の試着を楽しむ来場者
  • (写真2)テーブルに並げられたパンフレット
    鹿児島市PRコーナー
  • (写真3)展示された写真
    PRコーナーにおける写真展示
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