グローカル外交ネット

令和7年5月7日

 令和6年7月から令和7年3月までの間、外務本省及び在中華人民共和国日本国大使館、在香港日本国総領事館は、地方自治体や関係各社・団体と連携しながら、中国及び香港において日本各地の観光・文化・食などの魅力について情報発信するプロモーション事業を実施しました。この事業では、中国及び香港の消費者に日本の地域の魅力をより体感してもらい、日本食、日本産品の販売促進・輸出の増加につながるよう取り組みました。同事業での具体的な取組は以下のとおりです。

1 日本各地の魅力をアピールする動画の配信

福島県喜多方市の動画配信の様子

 令和6年10月から令和7年3月まで、在中国公館SNS等にて、日本の観光・文化・食などの魅力を体感できるよう、41自治体参加のもと、日本各地の動画を配信しました。

参加自治体:
北海道、北海道ニセコ町、宮城県柴田町、秋田県湯沢市、福島県、福島県喜多方市、福島県下郷町、福島県三春町、栃木県、埼玉県さいたま市、神奈川県横浜市、山梨県、新潟県新潟市、新潟県上越市、富山県、岐阜県、岐阜県中津川市、静岡県、静岡県浜松市、静岡県三島市、愛知県津島市、愛知県常滑市、大阪府、大阪府柏原市、大阪府羽曳野市、大阪府富田林市、滋賀県彦根市、和歌山県有田市、和歌山県新宮市、兵庫県姫路市、山口県下関市、高知県、福岡県、福岡県芦屋町、福岡県久留米市、大分県日田市、宮崎県、鹿児島県、鹿児島県鹿児島市、鹿児島県屋久島町、沖縄県(以上41自治体)

2 中国で開催されたイベントにおける発信

(1)秋の交流会の開催

 令和6年11月20日、在中国日本国大使公邸にて秋の交流会を開催しました。中国企業家や当地日系企業関係者ら約540名の招待客がお越しになり、茶道体験のほか、日本企業や地方自治体等の協力も得て日本の魅力を発信するブースを設置し、日本の食や文化を楽しんでいただきました。

(2)天皇誕生日祝賀レセプションにあわせたブース出展及び体験型イベントの開催

金杉駐中国大使による挨拶の様子

 令和7年2月25日、在中国日本国大使公邸にて、天皇誕生日祝賀レセプションにあわせ、ブース出展及び体験型イベントを開催しました。外交団や中国企業家、当地日系企業関係者ら1,000名強の招待客がお越しになり、日本企業や地方自治体等による日本の魅力を発信するブース、箏・尺八の演奏、中国と関係の深い日本人タレントによるパフォーマンス等を通じ、日本の食や飲み物、文化を楽しんでいただきました。令和7年4月に開幕を控えた大阪・関西万博のブースも設置され、公式キャラクター・ミャクミャクがステージに登場し好評を博しました。

(3)郷土料理フェアの開催

 令和6年11月20日から12月20日、北京にある15店舗の日本料理店にて、日本各地の郷土料理を楽しんでいただく郷土料理フェアを開催しました。複数店舗を回遊いただくため、地方自治体の特産品を景品としたスタンプラリーを行い、日本の食に出会う機会として楽しんでいただきました。

3 香港ブックフェアにおける発信

総領事館ブースを訪れる来場客

 香港では、令和6年7月に実施された香港ブックフェアにおいて、東日本大震災以降、香港で食品輸入規制措置を受けている5県(福島・茨城・栃木・群馬・千葉)のほか、ALPS処理水の放出以降、水産物、海塩、海藻に対する輸入禁止措置がとられている10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野、新潟)に加え、令和6年の年初に起きた能登半島地震の被災地域である4県(石川、富山、福井、新潟)を含む日本の地域(以下、「対象地域」という。)と連携し、同フェアのブース出展にて対象地域の観光や文化を紹介するパンフレットの配布や対象地域のPR動画の放映を行い、対象地域の魅力を発信しました。

 今後も引き続き、様々な機会を通じて、日本各地の観光・文化・食など日本各地の魅力の発信に努めます。

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