保健・医療

鳥インフルエンザ

平成19年1月

 鳥インフルエンザは、2003年以降東南アジア地域を中心にヒトへも感染し、2006年1以降、ヒトへの感染は中央アジア、欧州及びアフリカにも拡大した。また、2006年5月にはインドネシアでヒト-ヒト感染の事例がWHOによって確認された。WHOの分析によれば、鳥インフルエンザ・ウィルスがヒト-ヒト感染しやすいタイプのウィルスに変異する可能性が一層高まっており、大流行すれば500万~1億5,000万人の死者が世界中で出ることが見込まれている。また、世銀は、2006年9月、鳥インフルエンザが大流行した場合の経済被害を前年の試算8000億ドルを遙かに上回る1兆~2兆ドルとする警告を発した。2007年1月には、我が国の宮崎県等においても鳥インフルエンザが発生したが、我が国は迅速に緊急措置を実施し、国際獣疫事務局(OIE)に発生につき通報する等然るべき措置を取った。

(参考)

 鳥及び新型インフルエンザは人類に対する脅威であり、我が国は、人間の安全保障の考え方に基づき、早期対応、情報公開、透明性の確保を柱とした国際協力が重要であると考えることから、積極的に国際協力を行っている(参考「我が国の支援策」)。


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