地球環境

第三回日中気候変動対話の実施について

平成18年8月30日

  1. 30日、東京において、日本及び中国両国政府関係者により、第三回日中気候変動対話が行われた。同対話には、わが方より西村六善外務省気候変動担当政府代表をヘッドとする外務省、経済産業省、環境省の課室長レベルの担当者が、また、中国側より蘇偉外交部条約局次長をヘッドとする外交部、国家発展改革委員会、科学技術部の担当者が出席した。
  2. 本件対話では、気候変動に関する将来枠組構築、気候変動関連技術、クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ、CDM(クリーン開発メカニズム)、日中両国における気候変動政策について広範囲かつオープンな意見交換が行われた。
  3. 日中双方は、気候変動が国際的な協力を必要とする問題であることを再確認するとともに、気候変動対策における技術の重要性について意見を共有した。また、この関連でクリーン開発メカニズム(CDM)関連プロジェクトについて一層協力していくことで合意した。
  4. 日中双方は、今後も本件対話を継続していくこと及び気候変動に関する両国間協力を更に強化していくことを再確認した。また、次回対話を2007年前半に中国において行うことに合意した。

(参考)クリーン開発メカニズム(CDM)
 開発途上国における排出削減事業または植林事業において生じた排出削減量または吸収量を当該事業に貢献した先進国等の事業参加者が「認証された排出削減量」として獲得できる仕組み。

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