
第3回防災グローバル・プラットフォーム会合(概要)
平成23年5月13日
(英語版)
5月10日~13日にジュネーブにおいて開催された国連主催第3回防災グローバル・プラットフォーム会合の概要は以下のとおり。
- 同会合には,168ヶ国の国連加盟国,25の国際機関,65の民間団体及びNGO等から2600名以上が参加し,国連からは潘基文(パン・ギムン)国連事務総長他が出席した。
- 開会式では,日本政府代表の東祥三内閣府副大臣から,第3回国連防災世界会議をホストする用意があることを表明し,13日に発表された議長総活にもこの意思表明が盛り込まれた。また,東内閣府副大臣からは,大規模災害に関するハイレベル会議を来年我が国で開催することを検討している旨表明した。
- 会合では,グローバルな防災戦略である兵庫行動枠組2005-2015の実施について,これまでの進捗を歓迎し,地方自治体レベルの防災投資の強化など,今後の推進のための具体的な取組が示された。
- 【参考】防災グローバル・プラットフォーム会合
- 防災グローバル・プラットフォーム会合は,2005年に第2回国連防災世界会議(神戸で開催)で採択された「兵庫行動枠組2005-2015」の進捗状況を点検・評価し,今後の推進方策を検討するための2年に一度の国連主催国際会議。
- 【参考】兵庫行動枠組2005-2015
- 2005年~2015年の間の国際社会の防災活動における5つの優先行動を設定。
(1)防災を政府の優先課題に位置づけ,防災体制を整備,(2)防災リスクを特定・評価・観測し,早期警報を向上,(3)防災文化を構築するため,知識,技術,教育を活用,(4)潜在的なリスク要因を軽減,(5)効果的な災害救援のための事前準備を強化。