軍縮・不拡散

NPT第1回準備委員会
(軍縮・不拡散教育での新たなイニシアティブ)

平成19年4月24日

 我が国は、今回の2010年NPT運用検討会議第1回準備委員会(4月30日~5月11日、於:ウィーン)において新たに以下の2つの取組を発表する予定(会議初日の一般討論演説等)。

1.軍縮・不拡散ディベート大会

(1)軍縮・不拡散教育においては、単に核兵器の惨状を伝えるのみならず、何故軍縮・不拡散が重要かつ必要なのかについての批判的思考(クリティカル・シンキング)を養うことが重要。

(2)今後、核兵器国を含む外国の学生を我が国へ招聘し、日本の学生と軍縮・不拡散問題について議論を行う国際的なディベート大会を開催することを検討。

2.マンガ等のポップ・カルチャーの活用

(1)軍縮・不拡散問題についての理解促進を図るには若い世代にも受け入れやすいツールを活用することが効果的。海外でも人気の日本のマンガやアニメ等のポップカルチャーを活用。

(2)今回の第1回準備委員会の場を利用し、「はだしのゲン」(英語版)等のマンガの配布、被爆地の被爆前の街並みを再現したCG(コンピューター・グラフィックス)の上映等を行う。今後、平和軍縮分野をテーマにしたマンガ・コンテストを行うことも検討。

(参考)これまでの軍縮・不拡散教育における我が国の主な取組

(1)国連軍縮フェローシッププログラムへの協力(将来の軍縮政策を担う世界各国の若手外交官を広島・長崎に招待。過去20年で延べ620人が参加)

(2)毎年、国連、地方公共団体と協力して国連軍縮会議を開催(本年8月は札幌)。サイド・イベントで「軍縮・不拡散教育に関する市民フォーラム」を実施(2003年8月の大阪、2004年7月の札幌)

(3)著名な軍縮専門家の招へい(各種セミナーの開催)

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