平成21年9月
2010年NPT運用検討会議に向けて、未署名・未批准の発効要件国にハイレベルの特使を派遣し、早期署名・批准を直接働きかける。
(1) JICAグローバル地震観測研修の拡充
我が国は1995年より毎年、日本気象庁、JICA及び建築研究所の協力のもと、グローバル地震観測研修(Global Seismological Observation Training)を実施しており、これまでに69か国から計137名の研修生が参加している。国際監視制度において重要な役割を果たす人材を育成すべく、我が国として今後、本研修を拡充していく。研修の概要は以下のとおり。
日本気象庁、日本気象協会のほか、CTBTO技術事務局(PTS)からも講師を迎えている。また、講義・演習に加えて、日本国内のCTBT監視観測施設の見学や広島への研修旅行を実施している。
(2)未署名・未批准国から政府関係者を招へいし、我が国のIMS監視観測施設の視察及び意見交換を通じ、IMS監視観測施設の国内運用体制及びその重要性に対する理解を促進するとともに、CTBT批准を働きかける。また、未署名・未批准国でIMS監視観測施設を設置していない国に対し、早期設置に向けた外交的働きかけを強化する。