人権・人道

女子差別撤廃委員会(CEDAW)委員の交替について

平成20年1月21日

 女子差別撤廃委員会(CEDAW)委員を務めてきた齋賀富美子人権担当大使が、昨年11月に国際刑事裁判所(ICC)裁判官に選出されたことを受け、政府はその後任として林陽子弁護士を任命し、今般、女子差別撤廃委員会から承認された。

 林委員は、2010年末まで女子差別撤廃委員会委員としての職務を遂行する。

(参考)

1.女子差別撤廃委員会(CEDAW)

 女子差別撤廃条約第17条に基づき設置されている女子差別撤廃委員会は、条約の実施に関する締約国からの報告の検討、締約国から得た報告及び情報の検討に基づく提案や一般的な性格を有する勧告等を行っている。委員は締約国国民の中から締約国により選出され、個人の資格で職務を遂行する(任期4年)。

 条約第17条7では、締約国は、自国の専門家が委員会の委員としての職務を遂行できなくなった場合には、その空席を補充するため、委員会の承認を条件として自国民の中から他の専門家を任命する旨の規定がある。

2.林陽子弁護士

 弁護士、早稲田大学大学院法務研究科客員教授。これまで、国連人権の保護・促進小委員会委員代理、第4回世界女性会議日本政府代表団顧問、内閣府男女共同参画会議・女性に対する暴力専門調査会委員、欧州評議会ジェンダー問題専門家会合報告者を務めた。

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