2005年4月28~30日
チリ・サンティアゴ
約80カ国の政府代表及び国際機関、NGO関係者が参加し、米国からライス国務長官、韓国から藩(パン)外交通商部長(当時、現国連事務総長)が出席(我が方より、小野寺大臣政務官(当時)出席)。
28日夜、開会式が開催され、各国首席代表が参加。主催国チリのラゴス大統領、同ウォーケル外相、韓国の藩外交通商部長官(前回の第2回閣僚級会合主催国)、及びライス米国務長官がそれぞれ開会の祝辞を述べた。
30日午前の閉会セッションにおいて、骨子以下の「サンティアゴ閣僚コミットメント」が採択された。
なお「民主化支援のための国連及び他の多国間フォーラムの役割」において、国連民主主義基金(2004年の国連総会にて米国ブッシュ大統領提唱)の設置を期待する旨のパラグラフが盛り込まれた。
29日午前には以下のテーマ別ラウンドテーブルが、同日午後には地域別ラウンドテーブルがそれぞれ開催された。
(1)テーマ別ラウンドテーブル
「市民社会と民主的統治」「貧困、開発と民主的統治」「民主的統治、法の支配、政党強化に関する地域内の経験」「民主化支援のための国連及び他の多国間フォーラムの役割」「民主主義に対する脅威への対応」
(2)地域別ラウンドテーブル
「米州」「アフリカ」「アジア・オセアニア」「中東・北アフリカ」「欧州」
小野寺政務官は、テーマ別は「貧困、開発と民主的統治」、地域別は「アジア・オセアニア」に出席し、それぞれステートメントを行った。
29日昼、アジア地域の首席代表を対象とした藩・韓国外交通商部長官主催の昼食会が開催され、我が方(小野寺政務官)、アフガニスタン、モンゴル、タイ、マレーシア、インドネシアの各代表が出席した。同昼食会では、1)民主主義を進める上での政府と市民社会・NGOの関係のあり方、2)民主主義共同体の今後の活動の方向性が議論された。