
「偽造品の取引の防止に関する協定(仮称)(ACTA)」
に関するEUの署名式(概要)
平成24年1月26日
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シュヴァイスグート駐日EU代表部大使による署名

署名式出席者の集合写真

中野譲外務大臣政務官による冒頭挨拶
1月26日(木曜日),外務省において,「偽造品の取引の防止に関する協定(仮称)(ACTA)」に関するEU及び同加盟国の署名式が開催されたところ,概要以下のとおり。
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- (1)署名式では,EUの代表に加え,22のEU加盟国の代表が協定に署名を行った。本日署名に至らなかった国についても各国における国内手続きを終了次第,署名を行う予定(注1)。
- (2)本協定の寄託国を務める我が国からは,中野譲外務大臣政務官,北神圭朗経済産業大臣政務官が出席した(注2)。
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- (1)中野政務官は冒頭挨拶において,EUの署名に対し歓迎の意を表するとともに,EUの署名により,ACTAの早期発効と参加国の拡大に向けたモメンタムはより一層高まっていくと確信する旨,また我が国としても今後締約国の輪をさらに拡げるべく,EU及び加盟各国と協力して取り組んでいきたいと考えている旨述べた。
- (2)EU側からは,EUを代表してハンス・デュートマール・シュヴァイスグート駐日EU代表部大使が挨拶を行い,日本が主導するACTAは,加盟国がより効果的に知的財産権侵害と戦うための執行メカニズムを向上させることを目指すものである旨,これがEU及びEU加盟国が貿易パートナー国と共有する一つの目標である旨述べた。
- (注1)今回署名を行った国等:EU,オーストリア,ベルギー,ブルガリア,チェコ,デンマーク,フィンランド,フランス,ギリシャ,ハンガリー,アイルランド,イタリア,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,マルタ,ポーランド,ポルトガル,ルーマニア,スロベニア,スペイン,スウェーデン及びイギリス
- (注2)これまでACTAに署名した国:オーストラリア,カナダ,日本,韓国,モロッコ,ニュージーランド,シンガポール及び米国