経済

日中韓投資協定交渉第2回会合及び
日中韓投資に関するビジネス環境改善政府間メカニズム第8回会合
(概要と評価)

平成19年8月3日
  1. 7月31日~8月1日、韓国・済州島において標記会合が開催された。我が国からは、水上正史外務省経済局参事官を交渉団長とし、永塚経済産業省通商政策交渉官ほかが、中国からは、孫鵬(ソン・ペン)商務部外国投資管理司副司長ほかが、韓国からは、チュン・マンヤン外交通商部地域通商局専門官ほかが出席した。次回会合は11月上旬に中国にて行われる予定であり、具体的な開催日程及び開催地については今後外交ルートで調整することとなった。
  2. 会合の概要

    (1)日中韓投資協定交渉会合

     今次会合においては、第一回会合(3月22日から23日)で我が方が提案したテキスト案を基に中国及び韓国よりテキスト案の提示があり、各国の基本的考え方について確認した上で個々の論点につき意見交換が行われた。

    (2)日中韓ビジネス環境改善政府間メカニズム

     日中韓三カ国のビジネス環境改善に資する措置の成果及び今後行う取組をとりまとめた「行動課題」(Action Agenda)について議論が行われた。

  3. 評価

    (1)我が方が提案したテキスト案に対し、今次会合において韓国及び中国より具体的なコメントが提示されたことにより、三ヶ国が条文案に関するそれぞれの立場を把握し、今後の論点が明確にできたことは有意義であった。

    (2)日中韓ビジネス環境改善政府間メカニズムについては、「行動課題」における各項ついては残された課題を解決し、早期に公表すべきとの認識が共有できた。

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