平成21年2月16日
川口順子元外相及びギャレス・エバンス元豪外相が共同議長を務める本件国際委員会第二回会合(於:ワシントンDCのウィラードホテル)の概要、以下のとおり。なお、同国際委員会は民間有識者によるものであり(いわゆるセカンド・トラック)、外務省は、豪外貿省と共に同委員会の事務局を務めている。
1. 2月13日、両共同議長は、米国政府関係者等と会合を持った。
(1) 面会の相手
(2) 共同議長より米国関係者に伝えた国際委員会の関心事項
(3) 米国の反応
2. 2月14-15日に開催された国際委員会第二回会合の議論
(1)行動指向的で実際的な報告書を年末までに作成・発表する。2010年NPT運用検討会議への貢献が主要目的だが、同会議以降も見据える。
(2)核軍縮・不拡散・原子力平和利用の3本柱について、核兵器のない世界に向けて実施すべき「行動計画」を提言する。核テロ対策も取り扱う。
(3)行動計画は、直近の将来、中期段階、最終段階の3段階について作成する。
(4)中期段階と最終段階の分岐点(例えば「最後の踊り場」)の定義づけ(核兵器の数、ドクトリン、警戒態勢等)、NPT体制とNPT非加入3カ国の関係、核軍縮と不拡散のバランス、不拡散を保証する原子力平和利用のあり方(燃料供給保証、拡散抵抗技術)が今後の主たる論点。
(5)国際委員会が3人の被爆者から話を聞く被爆者セッションが行われた(1時間程度)。
(6)5月後半に北京地域会合、6月20-21日にモスクワ会合(22日に原子力産業との会合)、10月16-20日に広島会合。
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