平成19年6月
6月14日(木曜日)から16日(土曜日)の間、フィリピンのマニラにおいて日ASEAN包括的経済連携協定に関する第8回交渉を開催したところ、概要以下のとおり。
6月14日~16日 第8回交渉
(1)日本側:外務省(横田国際貿易・経済担当大使他)、財務省(坂口大臣官房審議官他)、農林水産省(笹谷大臣官房審議官他)、経済産業省(佐々木通商交渉官他)
(2)ASEAN側:ラモン フィリピン貿易産業次官補(本件交渉における共同議長)他ASEAN各国からの出席者
(1)今次会合では、物品貿易自由化を始めとする各分野で議論が行われた。サービス、投資及び総則・紛争解決については、ワーキンググループが立ち上げられ、すでに立ち上げられている協力、原産地規則のワーキンググループと並行しそれぞれの分野で議論が進められた。
(2)物品貿易の自由化に関しては、5月4日に開催された日ASEAN経済大臣会合(AEM-METI)において、モダリティについて原則的に意見が一致したのを受けて、日本とASEAN各国間で物品オファー・リストが交換された。これを受け二国間協議等を通じて技術的な議論が行われた。
(3)次回会合については、外交ルートを通じて調整することとなった。