日・ブルネイ経済連携協定（JBEPA）交渉第1回会合
（概要）
平成18年6月30日
外務省、財務省、農林水産省、経済産業省
1. 日程／場所
6月26日（月曜日）～30日（金曜日） 於：東京（三田共用会議所、外務省）
2. 出席者
（日本側）
薮中外務審議官（首席代表）、外務省（中富経済局審議官）、農林水産省（増田大臣官房審議官）、経済産業省（永塚通商交渉官）、財務省（田中関税局経済連携室長）他。
（ブルネイ側）
リム外務貿易省次官（首席代表）、外務貿易省（エルワン国際貿易局長、ヴィンセント貿易開発局次長他）、首相府、産業一次資源省、通信省、内務省、開発省の関係者。
3. 概要
（1）総論
（イ）今次会合では、事前に我が方より提示した条文案及びブルネイ側より提示された一部分野（投資、サービス貿易）の条文対案、並びに事前に交換した物品市場アクセスのリクエスト・オファーに基づいて、各分野の専門家会合において議論を行い、互いの関心事項やセンシティビティについて理解を深めた。
（ロ）全体会合を開催し、専門家会合での議論を踏まえ、今次会合を総括し、双方が次回会合までに行うべき具体的作業を確認した。
（ハ）次回（第2回）交渉会合は8月初めにブルネイにて行うことで一致し、日程の詳細は引き続き調整していくこととなった。
（2）各論
（イ）物品の貿易
- 今次会合では、事前に交換したリクエスト・オファーに基づき、双方の関心品目について議論を行った。
- 物品の貿易ルール、原産地規則、税関手続について、日本側提案の条文案に沿って協議を行った。
（ロ）投資
- 双方の基本的立場について意見交換を行うとともに、日本側が提案した条文案及びブルネイ側対案に沿って条文案の協議を行い、双方の立場について理解を深めた。
（ハ）サービス
- 自由化の基本ルールについて意見交換を行うとともに、日本側が提案した条文案及びブルネイ側対案に沿って条文案の協議を行い、双方の立場について理解を深めた。
（ニ）エネルギー
- 双方が日・ブルネイ関係におけるエネルギー分野の重要性を確認し、エネルギー章が互恵的であるべきとの考えを共有した。
- 日本側提案の条文案に沿って協議を行った。
（ホ）ビジネス環境整備
- 日本側提案の条文案に沿って協議を行った。
（ヘ）協力
- 協力の枠組み、分野等につき意見交換を行うとともに、日本側提案の条文案に沿って協議を行った。