経済

国際連合食糧農業機関(FAO)の概要
The Food and Agriculture Organization of the United Nations

平成19年6月

1.設立等

(1)設立 1945年10月16日(我が国は1951年に加盟)

(2)加盟国数等 189ヶ国及び欧州共同体(EC)(2006年4月に露が加盟)

2.目的及び機能

(1)目的

 以下の施策を通じた世界経済の発展及び人類の飢餓からの解放

(イ)世界各国国民の栄養水準及び生活水準の向上

(ロ)食糧及び農産物の生産及び流通の改善

(ハ)農村住民の生活条件の改善

(2)機能

(イ)国際的な検討の場の提供(総会、国際会議の開催等)

(ロ)国際条約等の執行機関(国際植物防疫条約、食糧農業植物遺伝資源に関する国際条約等)

(ハ)世界の食糧・農林水産物に関する調査分析及び情報の収集・伝達(各種統計資料、世界農業白書、GIEWS(飢餓を防ぐための世界食糧農業情報・早期警戒システム)等)

(ニ)開発途上国に対する技術助言、技術協力(フィールド・プロジェクトの実施等)

3.事務局

(1)本部:ローマ(イタリア)

(2)事務局長:ジャック・ディウフ氏(Dr. Jacques Diouf、セネガル出身、1994年1月就任、任期6年、現在3期目)

(3)職員数:3,084人(うちP(専門職)以上:1,349人)(2006年末、通常予算による正規職員数)

(4)日本人職員数:53人(うちP(専門職)以上:49人)(2007年1月)
           (全職員数の約2%(P(専門職)以上の約3%))

(5)日本事務所 :横浜市に所在。所長は横山光弘氏(農水省出身)。
           http://www.fao.or.jp/他のサイトヘ

4.運営組織

(1)総会:2年に1回、ローマ本部にて開催(2005年11月に第33回総会を開催)

(2)理事会:総会で選出される49ヶ国の理事国により構成(任期3年)(我が国は1954~61年及び1965年以降理事国)

(3)常設委員会:理事会でメンバーが選出される計画、財政、法律憲章の各委員会のほか、農業、林業、水産、商品問題、世界食糧安全保障の5委員会

5.財政

(1)予算(加盟国の分担金)

(イ)2004/2005年度通常予算:約749百万ドル(分担金総額:約754百万ドル)

(ロ)2006/2007年度通常予算:約766百万ドル(分担金総額:約774百万ドル)

(2)我が国の分担金額(2006年)

(イ)分担金額: 約77百万ドル(約87億円)

(ロ)分担率 : 19.858%(外務省から支出)
 ( 我が国は米国(分担率22%)に次ぎ第2位の分担金拠出国。)

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